バケモノの子~The Boy and The Beast~

聖地を泳ぐ。。。

こんばんは。

今日は、こんなモノを観に行きました。
スタジオ地図長編映画『バケモノの子』。

前夜にテレビで、『おおかみこどもの雨と雪』が放送。
本日公開の『バケモノの子』は同じ細田守監督作品。

あれ?なんで、おおかみこどもを観に行ったんだっけ。
そうだ!確か、狼お父さんの声が大好きな大沢たかおさんだったから。
でも、宮﨑あおいちゃんの声も好きだったし、良い作品で大好きだった。

今回はなぜ観に行ったかと言うと、前売券オマケのマスコット目当て。
“チコのふわふわマスコット”という可愛いぬいぐるみが欲しくて買った。
公開数日前でも、何故か前売特典が残っていて、人気ないのかなぁ。

この映画・・・個人的には、タイトルで損をしているような気がする。
“バケモノ”って、日本人の感覚だと妖怪的なモノを想像してしまう。
でも、実際には全然違う、人間界とは違う、動物界の物語のような。

英語のタイトルが付いてます。
副題って訳では決してないんだけど、英語タイトルの方がしっくりくる。

 The Boy and The Beast

少年と野獣って感じかな。バケモノっていうより、ケモノの子が適切?
父親代わりとなる野獣の話だけど、師匠と弟子の関係で子ではないし。

キャラクター作りが、良く出来ているなぁって思った。
つまり、老若男女に愛されるキャラクターを配している。

男子は、無骨だけど強靭な熊徹に惚れ、女子は可愛いチコに夢中。
勿論、大きくなった九太もカッコイイし、ヒロインの楓ちゃんも可愛い。

映画が終わると売店で、熊徹の剣を買って行く男の子がいたり。
チコのマスコットを、カバンに付けるんだと買っていくJKがいたり。

チャンバラ要素は男子が好きだろうし、男女関係は女子が好きだろうね。
ヒロインはいるけどラブストーリーではないので、男女偏らず観られそう。

物語は子供でも難しくないし、大人は大人なりの解釈が出来るだろう。
変に押しつけがましい倫理的な比喩もないし、分かりやすくて奥深い。
親子でも、カップルでも、それぞれの感性で楽しめるのではないかな。

私は、ジブリ作品はあんまり観にいかないんだけど、ここのは好き。

もう、思わず、チコ(ぬいぐるみ)を連れて帰ってしまった!

ひとつだけ残念なのは、やっぱり有名な俳優さんを声優に使っていること。
上手いんだけど、あぁ、大泉さんだなぁ、染谷くんだなぁと思ってしまうんだ。
声優も頼める、映画宣伝にも使える、一石二鳥の起用ではあるんだけどね。

顔でオファーをされたと言っていた猿役の大泉洋さん、台詞多いです。
怒鳴り散らす熊徹役の役所広司さん、蜩ノ記と同一人物とは思えず。
またまた細田作品に登場のあおいちゃんは、九太の少年時代の声。
皆さん素敵なんですが、如何せん有名過ぎて顔が見える声だからな。


それで・・・

渋谷が舞台なんですが、ラストシーンが代々木第一体育館周辺なんです。
あの美しいフォルムの建物は、他にありませんからね。本当に芸術的です。

今ここで聖地を見せるかぁ、と、ちょっと感慨深いものが。

映画は、いろいろもろもろ、映像が美しいです。
そして、可愛いチコ(ちっこいからチコと名付けられた生き物)も必見!


心の闇をテーマに使う物語は多い。

有り得ない世界で、有り得る世界を抽象的に描く。
人間って言うのは、“バケモノ”にも成り得るってことか。