KOICHI DOMOTO 2012“Gravity”☆横浜オーラス(10/8)後編

2012年の自己主張。。。

「Gravity」横浜公演3days。

まだ記憶に新しい、堂本光一さんのソロアクト。
ファン目線じゃないところの感想を、綴っております。
曲ごとのコメント等は、担当ブロガーさんにお任せしますので。
そういうエントリーをお望みの方は、どうぞここでスルーして下さい。


私はね、ファンじゃない観客をいかに楽しませるかが大事だと思ってる。ファンにしか通用しないトーク内容とか、お決まりな演出とかを抜きにして、いかに、どんな人にもアウェイな思いをさせずに、世界に引き込むかだと思うのだ。例えば、コール&レスポンスというのは、ある程度曲のことを知らないと出来ない。ファンには大いに盛り上がるところなのだが、一方で置いてけぼりになる観客もいる。王子の場合、一方的に魅せるパフォーマンスに徹することで、全ての観客を引き込み酔わせる多大な力が、そこに存在するのだ。いつでもそうあるべき、というのではない。ただ、私はそういうパフォーマンスが好きなのだ。

光一さんの声質と、色香漂う歌い出しが好き。
そして、喋る時すら力強いその声量は凄いと思う。
気持ち良いぐらい、バッサバッサと切り捨てるトークも楽しい。
ファンとラブラブするのも悪くないけど、こんなクールな関係も素敵だ。


レポを書こうとする時に、まず注目するのは、それが、“ライブツアー”なのか“コンサートツアー”なのかという、そのツアータイトルである。どうでもいいことに思えるかも知れないが、私はそこのところを微妙に違うものと思っているのだ。ところが、今回の王子のツアーは、そのどちらでもない。

“KOICHI DOMOTO 2012”=2012年の堂本光一?!

過去、ここまでツアータイトルまでタイトにしたジャニタレがいただろうか。
そうか、ライブでもコンサートでもなく“堂本光一”なんだなと妙に納得した。


☆セットリスト考。

まず、アルバム曲を全部歌うということは、他のジャニコンでは珍しい。よっぽど拘らないと、全曲は入れてもらえないのが普通だ。今回は特に、途中に発売したシングル曲を含む訳ではないので、全曲が新曲だ。それを、まるまる全部歌う。しかも、バラード曲以外は激しいダンスでの披露という、とてつもないパフォーマンスを魅せてくれた。MC以降のアルバム曲のオンパレードは圧巻!途中、バラードを挟んで休みつつならまだしも、アップテンポな曲がこれでもかと続く。喉も体も、さぞかし強いのだろう。そうだ、FM YOKOHAMAに出演された時に言っておられた、喉がとても強いのだと。自担は喉が弱いので、羨ましいと思ったものだ。
アルバムを聴いた時、あぁ、この曲はアンコール前の本編のラスト曲だろうなというのが、大体想像がつく。今回の場合、それにもろに当てはまる楽曲が、通常盤のみに収録されているミディアムバラードだ。オープニングにアルバムリード曲、ダブルアンコールにファーストアルバムの人気曲、前アルバム曲はメドレーにして曲数多く盛り込む等、全てにおいてファンの期待通りの選曲をしてくるのがニクイ。
ひとつだけ言いたいことがあるとすれば、これは全てのライブレポで書いていることだが、セットリストには最低1曲は未発表曲が欲しいという点。それがあるとないとでは、ライブに足を運ぶファンのテンションが全く違ってくる。後で聴き直すことが例え出来なくても、いや、出来ないからこそ、その場で心に深く刻まれるのだ。タイトなアルバム制作、1週間程しかなかったというリハーサル期間、お忙しい王子にとって、ここまで素晴らしいパフォーマンスを準備するだけで大変だったとは思うけれど。敢えて言うならばの、ほんの些細な望み。

さて、最後にやっぱり、“空中花道”のことを書きましょうか。

どこかの書き込みを見てしまったのか、“空中花道”の演出のことは事前に知っていた。そういうことがなくても、まず会場に入って私が何をするかと言えば、ステージングやメインステージセット、天井からの演出等を確認する為に、会場をくまなく眺めるのだ。天井に吊られている十字の鉄骨、あれがおそらく空中花道になるのだろうと、天井を眺めながら思った。MC後にアップテンポなアルバム曲が続いた後、光一さん自作のややテンポの緩やかな曲になり、天井からその鉄骨が降りて来た。センターに伸びる花道先端にある円形ステージが上昇し、下降してくる空中花道と高さを同じくして、王子は十字の花道に移動する。その曲で、下手と上手の花道を往復し、本編ラストのバラードで遥か後方、スタンド席真ん前まで伸びる花道へ行かれる。王子の歩みに合わせて、王子の行き先を照らすがごとく、柵のLEDライトが少しずつ少しずつ点灯していくのが、とても美しかった。また、王子のバラードの歌い方が穏やかで優しくて、温かい気持ちになったものだ。

“僕は、花道というものが嫌いなんです。そこにあると、来ることを期待しちゃうでしょ。”そんな言葉が心に残る。かつて、KinKi担さんをカミコンへお誘いした時に、8の字花道をこれでもかと回って歌い踊るカミちゃんにびっくりされていたことがあった。KinKiさんは花道を歩くことはあまり無いと、そう言っていた。メインステージの俺を見ろ!と主張しながらも、やっぱりファンのことを大切に思ってくれている、そんな温かさが、光一さんが発案したという“空中花道”に現れていると思った。


メインステージの3階建て仕様も豪華。バンドが2階、ストリングスが3階。
メインステ後方のスクリーンは、画像よりも色使いでライト共に演出に使用。
光と音の競演、その中心に、神々しく佇み舞う王子とその従者たちが居る。

毎回、たったワンステージしか拝見しないけれど、素敵な時間をありがとう。
己を知り、自己の魅せ方を熟知し、それを体現できるパフォーマンス力を持つ。

私が“王子”と呼ぶのは、あなただけ。。。