KOICHI DOMOTO 2012“Gravity”☆横浜オーラス(10/8)中編

“踊る照明”を操る王子。。。

夢と現実を同時に見せつける、飾らない人柄。
完璧なまでに、曲の世界観を表現する、その演出力。
考えれば考えるほど、確かに隙の無いパフォーマンス。

それが、堂本光一王子のソロアクト。

“ソロでやる!”そう言い切れるのは、ここまで歌唱力とダンス力と自己演出力が備わってこそ、本当に言えることだとつくづく思う。

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“スタンドまで見えてますよって言うでしょ。あれ、嘘、嘘!見えてないから”
(うーん、確かに。2.0並の自担の視力をもってしても、確かにどうかと思う)
“アリーナの前の人たち、見えていると思うでしょ。見てないから!”
(その正直さに、逆に好感を持ってしまうという、好感度抜群の毒舌王子)

つまり・・・見える見えないは関係ない、感じて欲しいということだそう。

トーク中にちゃちゃを入れてくる観客に“うるさい!”と一喝してくれる爽快感。
ここまで、客に媚びずに、全ての観客を心酔させるカリスマ性は素晴らしい。

ライブにはコール&レスポンスという形もあるけれど、彼のソロアクトは、表現したいものを魅せるというスタイルなのだそう。それでいて、ファン心理というものをちゃんと考慮していて、聴きたいこと、見たいこと、求められていることも、パフォーマンスの中にちゃんと網羅しているのだと思う。

さて・・・今回は照明演出のお話。

KAT-TUNコンで初めて大々的な演出として見る経験をした、コンピューター制御の固定照明装置。大きな会場では、遠目から見ると、目まぐるしく色と方向が変わる照明が、非常に華やかである。それを、小さな会場で使うと、若干過剰な演出になる場合もあり、個人的にはあまり好きではない。今回初めて感じたのだが、多方向に目まぐるしく照明が動くので、観客に直で照明が当たる、それも一瞬光るのが、何度も何度もあるから不快に思うようだった。照明はやはり、ステージ向きにしてもらえると有難い。レーザー光線の多様と、スクリーン映像による背景、それに華を添えるLEDライトによる光の洪水、どれも完璧なまでに素晴らしい演出の中での、ほんの些細な望みかな、個人的なね。

以前、ZIP!で、サカナクションさんのライブの演出でよく用いられているという、“踊る照明”の特集をやっていたのを、興味深く拝見した。見えない糸に吊るされたLEDライトが、色と糸の長さがコンピューター制御され、まるで空中で光が踊っているかのごとく見える3Dな演出だ。それを見ながら、いつかこれも、近い将来ジャニコンに導入されるのだろうなぁとそう思っていた。あれから数ヶ月、王子のソロアクトで私はその演出に初めて出会った。センター花道先端上空に設置されていて、王子がその場所へ来ると頭上で照明が立体的な形を作る装置、おそらくそれが、近い技術のものだろうと思う。王子を包み込むようにドームを模る時もあれば、遥か頭上でロゴマークや天体のような形を現す時もある。確かに素晴らしかった。神々しいくらいに、見るもの全てが美しかった。

前回のアルバム引っさげツアーのライブの時もそうだったが、映像込みで曲を聴かせる、ライブで魅せる映像のイメージ込みでアルバムを製作する、そういう意図が伝わって来る。勿論、ライブ観覧以前に曲を聴き込んでいくのだが、本当の聴き込みは、彼の場合ライブを観終わってから始まるのだと思っている。

歌っても、踊っても、ただ佇むだけでも、
そして・・・突き放すがごとく辛辣なトークさえ、王子の威厳を見せつける。

だから、あなたは多くのひとに愛され続けるのですね。。。