『天地明察』☆初日舞台挨拶レポ・中編

奥深き“初手天元”のようなあなた。。。

V6・岡田准一主演映画『天地明察』。
有楽町マリオン内、丸の内ピカデリーにて初日舞台挨拶。

登壇者:滝田洋二郎監督、岡田准一(V6)、宮崎あおい、
     横山裕、笠原秀幸、冲方丁(原作者)

映画は、何の予備知識なく観るのが一回目(原作は読まぬ主義)。
二度目からは、人物関係と用語が分かるので更に洞察が深くなる。

准ちゃんの演技にただ圧倒されていた試写会よりも、より深く観られた。
やはり映画というものは、何度も何度も、飽きるほどに観るのがいい。

初日公開時間直前に、准ちゃんからの嬉しいメール。
エンターテインメントというのは、究極は元気をあげる、そのことに尽きる。
そういうことを、映画や挨拶や、こうしたお知らせメールから思ったりする。

ネタバレになってしまうけれども・・・
真田広之さんの静かなナレーションのラストの言葉の意味。
私は不覚にも、試写会で観た時には、別に気にも留めなかった。
“ふーん、そうなんだ。”くらいに、聞き流してしまった自分が恥ずかしい。

つまり、算哲とえんは、同じ年、同じ日に亡くなったという史実。

ふたりは互いに、“私より先に死なないで下さい”と願いを口にしていた。
互いの願いを天が知っていたかのような運命が史実としたら、本当に素敵だ。


どうせJ-webでレポが出るならば、同じような言葉の羅列をしても敵わない。
ならば、個人的な感想を入れつつ書こうというのが私の主義なので脱線ばかり。
そろそろ、舞台挨拶の話に入りますか・・・。

前編にも書いた通り、度々経験する中でも、シンプルな舞台挨拶だと思った。
紅一点のあおいちゃんの服も大人しい色使いだし、男性陣はほぼモノトーン。
それはまるで、療養中の方のメッセを受け取る準備をしているが如き厳粛さ。

完成披露試写会で、市川染五郎さんへエールを送った沖田監督と准ちゃん。
それを受けて、療養中の染五郎さんから、長い長いメッセージが届いていた。
司会のアナが読み上げるのだが、早口過ぎて長過ぎて、メモるのを断念した。
これだけのメッセージを送れる程に、順調に回復されつつあることを窺わせた。

きっと、WSの取り上げどころは、ここなんだろうなぁと、そんな風にも思った。
ちょっとした悪役だけど、その憎たらしさはさすがだと思う染五郎さんの演技。
そんな彼が、“優しくて強い信念のある映画”と太鼓判を押してくれる作品。
それが、我らが末っ子の主演映画だと思うと、とっても誇らしいのであった。

染五郎さんからのメッセを受けてコメントをしたのは、滝田監督と准ちゃん。
監督は、歌舞伎界・映画界の大切な人だからまた一緒に仕事がしたいと仰っていたし、准ちゃんはご自身が大変な時なのに心遣い下さって嬉しく思うことや、京都での撮影時に大変お世話になったこと、染五郎さんに頂いたメイクの時に羽織るものをこれからも愛用していきたいと、そんな話もしていました。

定石を踏んだ舞台挨拶というのがあるとしたら、主役陣はまずそれを外さない。
しかし、ともするとそれは、お決まりの優等生コメントであるから退屈感がある。
その空気を打ち破ってくれるのが、突拍子もなく引っ掻き回してくれる共演者。

一番好きだったのは、「あしたのジョー」の舞台挨拶で出会った伊勢谷さん。
WSとか見ていると、香川さんや堤さんも、場を面白可笑しくしてくれている。

横山くんはきっと面白いんだろうけど、先輩の映画ということで若干緊張気味。
面白コメントで場を和らげていたのは、初めて知る俳優、笠原秀幸さんだった。
パンフレットでも、主な出演者に名を連ねていない彼が、何故に登壇者に?
そう、彼が所謂この初日舞台挨拶の“初手天元”であるのだと思うのだった。

つ・づ・く。。。