『神様のカルテ』大ヒット御礼舞台挨拶・後編

最期の時は、自分で飾る。。。

『神様のカルテ』大ヒット御礼舞台挨拶。
登壇者は、嵐の櫻井翔くんと、加賀まりこさん。
伊藤さんの司会も、喋り慣れた翔くんの喋りも、速い速い。
結構余裕で書き取れる舞台挨拶もあるのに、今日は厳しかったな。

ま、ちゃんとレポしてくれる嵐担のブロガーさんがいるでしょ。
私なんぞが頑張らなくてもね。監督からのお手紙文は諦めました(苦笑)
監督がね、今日来られないので、登壇のお二人にお手紙を書いてくれたんです。
それを、伊藤さんが読んで下さったのですけどね。

お二人だけの登壇というのは、珍しく少ないかなー。
初日よりは大ヒット御礼は少なめだけど、監督は大抵いるしね。

多少会話形式で書きますが、メモ頼りですので言い回しは若干違います。
雰囲気だけ感じて頂けたらと思います。ファン目線は、全くありません。
常に客観的に中立のポジションが、ここのウリなので。。。


☆初めの挨拶

櫻井「本日はお越し頂きありがとうございます。100万人突破ということで、嬉しく思います。上映後に拍手が起きたのが嬉しかったですね。外に僕たちがいると思ってかも知れませんが。上映後に拍手が起きる映画というのも、なかなか無いと思うので。皆さんの心に残る映画であって欲しいです」

加賀「この映画は、ひとに寄り添って生きることの大切さを描いています。その気持ちを大切にして下さい」

☆リピーター多し?

・・・司会の伊藤さんが、2回以上観た人は?と会場で尋ねる。
映画で首が痛くなる席だったので、挙手の具合は見えませんでしたが。
多分、相当な数でしょ。舞台挨拶に来るようなファンは、何度でも観てますよ。

加賀「玄関の所で泣くところ、あそこは何度観ても泣けますよね」
と、会場の皆さんへ問いかける。
うんうん、と頷く観客を見て、首振り人形みたいだと言う翔くん。

櫻井「観る回数ではないと思いますが、長く心に残る映画になってくれたらと思います。何年後かにまた観たい、そう思えるような映画のひとつになれたら嬉しいです」

☆役柄への思い

司会「加賀さんは、試写を観られて泣かれたとか?」
加賀「胸がいっぱいになって。撮影中、病院のスタッフさん、映画のスタッフさん、皆さんにお世話になって。最後の方では、(役柄上)ずっとベッドに縛り付けられていたので、何をするのも不自由でしたが、皆さんに助けられて。思い出して、胸がつまりました」
司会「一止先生は、優しかったですか?」
加賀「安曇さんはすごいですよね、この人(栗原先生)を探し出して、この先生にすがるという。いじらしくて、抱きしめたいくらい愛しくて、まだ死にたくない、そう思いました」

司会「櫻井さんにとって、一止さんはいかがですか?」
と尋ねたのですが、何故か翔くんの回答は、人からの映画の感想について。
櫻井「映画を観た人から沢山メールを頂きまして。特に二つのことが印象に残っています。1週間前のZEROの収録の後、メールが来てまして。クランクイン前にアドバイスをもらっていた、医者をしている友人からだったのですが、“素敵な医者過ぎて、悔しかった”と言われました。男性にとって、“悔しい”と言うのは、褒め言葉だと思うんですよ。だから、嬉しかったです。もう一つは、週末に祖母から手紙をもらいました。映画を、自分を診てくれている先生(医者)と重ね合わせて観ましたと。今度は友人を連れて観に行きますと、言ってくれました。撮影中に、祖父母の所を訪れていたので、お世話になっていて。その二つが印象に残っています」
他にも沢山感想を送ってもらったけれど、語っていると時間がかかると・・・。

☆どんなひとに映画を観てもらいたい?

司会「どんな方たちに、この映画を観て欲しいですか?」
加賀「若い方に観て頂くことも大事ですが、これから死を覚悟しなければならない年代の方たちに、人生の最後に、豊かな時間を過ごして欲しいので、私と同じ年代かそれより上の方に観てもらいです」

うーん。どうだろう。
私はこの映画を、母上に勧めたいとは思わないかな。

司会「櫻井さんは、どんな方たちに観てもらいたいですか?」
櫻井「どんな方に観て欲しい?・・・」(言葉につまる)
加賀「メンバーはどうですか?」
櫻井「・・・連絡不行き届きで・・・」
加賀「信じられない!あなたが一生懸命お仕事しているのに」
櫻井「忙しいんですかね・・・」
加賀「男のヤキモチかなぁ・・・」

いや、フツーにメンバーの作品って、そんなに観に行かないと思う。
こういうツッコミって、マスコミ取り上げ用のサービスな感じがする。
わざとじゃないと思うけど、メンバー絡み話は世間が喜ぶからね。

櫻井「医療関係者の方に試写で観てもらったのですが、そういう方に共感を頂けたら嬉しいです。死を覚悟する年代の方も、そういう家族を持つ方にも、観て頂きたいです」

☆人生最期の時は?

司会「まだ先のことだとは思いますが、人生の最期を迎える時はどんな風に?」
・・・伊藤さん、結構シビアな質問しますね。

櫻井さんは、在宅で家族に看取られた方のお話をされていました。
家族がカラオケをしていて、一番を歌い終わった後の間奏の時に、息を引き取られたと。
親しい人たち(メンバーだと間奏で踊られても困るけど)、家族とかに囲まれてがいいと。

加賀さんは、ご両親どちらも、ご自宅で看取られたとか。
自分もそうしたいが、病院だったら栗原先生のような先生の居る所が良いと。
栗原先生を知ってから、医者に関して贅沢になりましたと、仰っていました。

☆監督からの手紙

冒頭にも書きましたが、仕事で登壇の都合が付かなかった監督が、加賀さんと櫻井さんへ、お手紙を書いて下さって、それを伊藤さんが代読してくれました。

加賀さんへは、映画の評判には“加賀まりこが良かった”という声が多いが、それは当たり前のことで、自分は分かっていたと。これからも、いろいろな作品でご活躍くださいと。
櫻井さんへは・・・まとまりなくて、趣旨が取れなかったけれど。初めて打ち合わせをする時に、前夜髪にパーマをかけて、手元にはパーマヘアのカツラを二つ用意して、こんな風にダサい役を櫻井さんがやってくれるかどうか、それを頼んでいいものかどうか悩んだ、という話をされていたと思う。加賀さんにも相談したところ、“あなたが監督なんだから・・・”と背中を押されたとか(その話は、翔くんには初耳だったよう)。
これからも機会があったら、僕が主犯、櫻井さんが実行犯で、共犯者として映画作品を作りたいと書かれて締めくくられていましたが、“共犯者”って言葉、翔くんは(マスコミに)そこだけを切り取って、取り上げて欲しくなさそうでしたけど、その気持ちを汲んでくれるかどうか。

☆最後の挨拶

櫻井「本日はお越し頂きありがとうございました。100万人の皆様も、ありがとうございました。2回以上観て下さった方もいるので、このシルバーウィークに皆さんに追いつけるように、劇場へ足を運びたいと思います。こだわりが詰まった映画なので、観る度に違う見方が出来る作品だと思います。何年かたってまた観たいなと思えるような作品になって欲しいと思います」

☆フォトセッション

座席最前列前にお二人立たれて、スクリーン前でマスコミの撮影。
入場者は、銀杏の葉の紙を高く上げて振って、盛り上げましたとさ。


映画は、多分、何度か観て、視点を変えて観て、味わえるものなのかな。
あおいちゃんの演技はさすがだなと思ったし、その他共演者の方々が豪華。

脚本的に、もう少しグッとくる言葉を散りばめたら、もっと良かったと思う。
音楽もあまり多用していなくて、要所要所だけで辻井さんのピアノが鳴っていた。
映像の撮り方もそれ程凝らずに、でも、同じアングルを何度も使って見せていた。
誰の視点でこの映画を観るかで、そのアングルの使い方が生きて来るかと思う。

夫婦の寄り添い方は、ほのぼのしていいが、描く時間が足りないのだと思う。
馴れ初めも、関係性も、予備知識の無いものには、短時間に想像するしかない。

“頭で考えるな”、ということなのかも知れない。

佇むだけで格好良いと言われる男を、如何にダサく映像上仕上げるか。
最終的には、髪型ではなく、オーラをとことん消す演技力にかかってくる。
陰日向の准ちゃんのように、光らせる所と消す所を、心得られていると思った。


延べ100万人のファンが観るのではなく、100万人の一般人が観る映画に、これから成長して欲しいと願ってやまない。