『あしたのジョー』初日舞台挨拶☆1回目・中編

二次元世界に、どこまでリアリティを出すか。。。

NEWS・山下智久主演映画『あしたのジョー』。

先に述べたように、この映画を観るつもりはなかった。
少年漫画には昔から興味なく、題名こそ知れども、内容は未知な世界。
取り立ててP様の逞しい肉体に興味がある訳でもなく、むしろ拳闘は苦手。

そんな私を結果的に大いに唸らせた、リアルな映像を作ってきた俳優陣たち。
彼らに会える幸運を神様に頂いた私は、今年一番の寒さの小雪舞う都内へ。

交通機関が弱い首都圏事情に慣れているから、始発バスに乗って早めに家を出る。
“足元の悪い中、来て下さって有難うございます”悪天候の時のお決まりの挨拶は、今回ばかりは、本当にそうだった。
無事に六本木に着けた時には、心底ホッとしたものだ。


さて・・・初日舞台挨拶レポの続きです。
帝劇からの帰宅が遅かった上、早朝からのお出かけで、昨夜は睡魔に負けました。
私のレポはメモ頼り、しかも全部は書き取れないから、実際とは言い回しが異なります。
webやWSと若干違う言い回しで書きますが、雰囲気だけでも感じて頂ければ幸いです。

他の人と同じことを書いても意味がないので、感想を交えながらということで。。。



下手前方の入口から、山Pを先頭に登場した登壇者たち。
山下智久くん、伊勢谷友介さん、香川照之さん、香里奈さん、勝矢さん、曽利監督。

登壇予定者に勝矢さんの名前は無かったが、主要なキャストである。
登壇者の人数が多いと、必然的に一人あたりの挨拶時間が短くなるのが残念だ。
1回目は特に、マスコミのフォトセッションがあるので、登壇者のコメントは短く、初日を迎えての感想や、見所、力を入れたところ等、お決まりの質問が多い。


まずは、登壇者の挨拶。

☆山下智久くん
『山下智久です。皆さん、雨や雪交じりの中来て下さって、嬉しく思っています。観終わったということで、感想が気になるところですが。公開初日を迎えられて、嬉しく思っています。』

☆伊勢谷友介さん
『朝から有難うございます。もう、ネタバレ良いんですよね。“死ぬ”って知ってました?これが、言えなくてねぇ。言いたくても言えなくて。』(←昨日生放送で言っていたじゃないかと、香川さんが突っ込む)
『いつもとテンション違いますけど。雪の中来てくれて有難うございます。カミカミですみません』

伊勢谷さんが、すごいキャラクターでして・・・(苦笑)
ものすごいひょうきんな喋り方をする方で、登壇の緊張感がまるで無く、彼が一言発したら、場がでろ~んと和むと言いますか、ガラッと空気を変える人なんですね。
最後、ちょっと喋り出しを噛むと、“カミカミですみませ~ん”と、かる~い謝罪。
映画の強力な目力を持つ“力石徹”を観た後だけに、ギャップが・・・。
女はギャップに弱い生き物だけど、ちょっとこれは、ギャップがあり過ぎて(笑)

伊勢谷さんを初めてスクリーンで観たのは、生田斗真主演映画『人間失格』だった。
彼は、斗真と絡む重要な役所であり、森田剛が演じる中原中也とのシーンもある。
今回もそうだが、彼は顔つきから“ニヒル”な役が良く似合う。
しかし、素の彼は、こうなのか?・・・・そう、思うと何だか嬉しくもあった。
剛くんとの現場でも、こうやって場を和ませてくれていたかと思うと、嬉しいのだ。
あまり共演者とも密に交わらないであろうことが想像つく剛くんに、絡んでくれていたのかなと想像するだけで、何となく嬉しくもあり、鬱陶しそうに相手をする彼の姿が見えるようで微笑ましい。
そんなことを、伊勢谷さんの挨拶を苦笑しながら聞いて、思っていた。

☆香里奈さん
『白木葉子役をやらせて頂きました。男の方ばかりの作品で、熱い作品になったと思います。沢山の方に広めて頂けたら嬉しいです』

香里奈ちゃんは、白い短めのワンピースに、シルバーのサンダル。
美咲さんほどのミニスカではないですが、ちょっと雪の日には寒そうな装い。
登壇者の中の紅一点、テレビで見るまんま、とてもとても可愛かったです。
初めての“生香里奈ちゃん”に、密かにドキドキしていたものでした。

☆香川さん
『こんにちは!あのですねー・・・。40年前の漫画が原作ということで、二時間にわたってメイクをして、ああいう格好をしている訳です。僕は、ボクシングが本当に大好きなんです。若い女性にも、ボクシングのここが良かったと思ってもらえたら嬉しいです。山下さん、伊勢谷さん、お二人が身体を削って作ってきた作品ですので』

香川さんは、とても小柄で、光沢のあるグレーのスーツにポケットに白いハンカチーフを忍ばせて、とてもダンディーな装いでいらっしゃいました。
髪はちょっとウェーブがかかっていて、遠めにはお髭が目立って男前な印象でした。
お友達が香川さんファンで、今回舞台挨拶にお誘いしたんだけど、都合が付かなくて残念。
だから、お友達の分まで香川さん見なくっちゃと、そんな思いもありつつ見てました。

香川さんも、伊勢谷さんほどではないですが、非常に場を和ませる方です。
そして、司会者や共演者のコメントに対して、瞬時に突っ込む機転が利きます。
ベテラン俳優さんは、こういうところが素晴らしいなぁと思います。

☆勝矢さん
『マンモス西役をやらせて頂きました。この映画で、山Pと伊勢谷さんに熱いものを感じますね。本当に良い映画です。皆さんも、自分の中であしたを見つけてもらえたらと思います』

勝矢さんは、とても素敵な言葉を持っていらっしゃいます。
体格がガッシリで、顔も迫力があり、一見怖そうなんですけど。
映画では情けない役ですが、ジョーと段平の間のクッションとなる重要な役どころ。
彼は、登壇予定にはなかったのですが、来てもらえて良かったなぁと思います。

キャストのコメントと言うのは、あらかじめ台本があるのか、自分で考えるのか分かりませんが、挨拶一つにしても、そこにご自身のセンスが光るものです。
マスコミのカメラのフラッシュが光る緊張感の中で、与えられたホンの短い時間の中で、どれだけ個性が光る言葉を残せるか、そこは結構重要です。
彼の言葉から、厳つい外見に似合わず、穏やかな心をお持ちなんだろうと思いました。

☆曽利文彦監督
『今日はありがとうございます。映画ではいい感じにお芝居していますが、笑いが絶えない、幸せな現場でした。初日の今日を迎えられて感無量です。沢山の方に観て頂けたらと思います』

監督と言うのは、いつもキャストより一歩引いているもの。
曽利監督も、過酷な減量を強いたとは思えない、穏やかな方でした。
キャストが絡んでいるのをにこにこと微笑みながら見ている、そんな感じ。

闘わせることに対して、やって欲しいけどどこかで止めたい、そんな優しさを持つ監督の人柄が、この映画が、女性が観ても目を覆わずして観られる、軽い興奮を伴う穏やかな気持ちで鑑賞出来る映画に仕上がっている理由ではないだろうか。


さて、まだ挨拶しか書いていませんが、つ・づ・く。。。