のだめカンタービレ 最終楽章 前編・特別版

それは、最終楽章のスピンオフ。。。

4月17日、後編の映画公開日の夜に、テレビ放送された映画の前編。
普通は、公開日前日に放送するものだけれど、公開日の夜にしたのには理由がある。

それは、本当に“特別”だった。。。

この特別版、撮り下ろし映像が自然に挿入されていた。
(その分、前編がカットされていたのは些か不満ではあるが)


昨日、後編の映画の感想にちょっとだけ書いた。
映画を観終わって、若干疑問に思うのが、シュトレーゼマンのことだった。

これから映画を観る人に言って良いかどうかは何だが、後編のシュトレーゼマンは、意外と元気なのだ。
前編のあるエピソードからして、これから病魔がその体を蝕んでいくであろうことが示唆されていた。
なのに、後編では意外と元気なのである。これはまた、どうしたことかと。。。

昨夜、映画の前編を、シュトレーゼマンのエピソードを新たに織り交ぜて特別版として放送したのは、製作者側にも、後編でその部分が消化不良であることが、分かっていたのだろうと思う。

しかし、そのエピソード部分を、昨日の前編放送でカットしていたのは、いただけない。
あれじゃあ、せっかくスピンオフとして織り交ぜても、初めて観る人には理解出来ない。

昨日初めて前編を観た方にちょっとだけお知らせすると、前編には、千秋がシュトレーゼマンの元へピアノのレッスンに通う場面があり、その場面では、シュトレーゼマンは耳が聞こえづらくなっていることを暗示していた。
だから、晩年に聴力を失ったベートーベンの話が、彼の語りの中で用いられるのは、とても意味があることなのだ。


特別版では、冒頭の語り、1時間をちょっと回った頃の千秋のこれまでの活躍の回想シーン、そして、静かに意味深に終わるエンディングが、撮り下ろしで挿入されている。
ドラマの中では、かなりお笑いキャラクターのシュトレーゼマンだが、笑っちゃうくらいシリアスにキメている。
おそらく、コアなファンは公開初日に観に行くだろう。しかし、観た後におそらくは疑問が残る。
その疑問を少しでも解消しようというのが、公開初日の夜に、この特別版を放送した理由のように思う。

二人の将来を見届けられるのか・・・
と言うところで息絶えてしまっては、後編が成り立たないので、特別版で新たな疑問を生んでしまっているとも言えなくもないが、そのあたりはご愛嬌ということで。

テレビ放送を観て、後編を観てみようかなと思った方。
出来たら後編を観に行く前に、ノーカットの前編をレンタルして観て欲しい。

肝心な、前編から後編へのつなぎの部分もカットされている。
オケを復活させた千秋は、ほぼ同居状態だったのだめの側を離れる決意をする。
千秋に追いつこうと焦るのだめに、コンクール出場を許可しないオクレール先生。

のだめが失意のどん底にいるところから、後編は始まる。。。



クラシック音楽に馴染む人が世の中に少ないのは、すごく残念なことだと常々思う。
少しでも興味を持った方は、どうぞ劇場へ足をお運び下さいませ。