滝沢演舞城 '09 タッキー&Lucky LOVE ☆初日(3)

メトロの駅を降り立つ時から、観劇は始まっている。。。

初めて訪れる“新橋演舞場”。
メトロの東銀座駅に降り立つと、駅名表示の所が、既に歌舞伎色。
あぁ、こんなところから観劇の世界は始まっているんだなぁと、感動。

四角に囲む客席、3階席という高さのある天井、下手のみにある花道。
独特な劇場の作りに、今まで訪れたことのある劇場にはない、歴史の重みを感じる。

実は私は、和モノの舞台は苦手だ。
時代劇マニアの親元で育ったわりには、殺陣が苦手なのだ。
争い合う、斬り合う、殺し合うというのが、どうも受け入れ難いのである。
時代劇というのは、往々にして勧善懲悪の世界なので、マニアはそれが好きらしい。
だが、この滝沢演舞城の二幕で演じられる源義経の物語は、ただただ悲しいお話。
苦手ながらも、滝さまの熱演ぶりに、観劇の機会を持てて良かったと心から思った。

いつものことだけど、出来るだけ、予備知識を入れずに演舞城観劇に赴いた。
友人のブログの昔の記事で、藤ヶ谷くんが弁慶を演じること位は知っていた。
それと・・・江田ちゃんの逃げ惑う安珍ぶり。

和風な舞台の初体験な感想を、いつものようにマニアックに語ります。
では、興味のある方だけ、どうぞ。。。



私が今回入ったのは2階席の前方。
スピーカーは上方にあることが多いので、どの劇場も、階が上に行くほど音が大きくて良い。
ここでは、他の席に入ったことがないので、どの席に焦点を合わせて音のバランスを調整しているのか定かではないが、音響が実にうるさかった。
ラストのタッキーのソロ曲『With LOVE』では、タッキーの歌声がかき消されてしまうほど。
確かに殺陣の場面とか、BGMを大きくすると迫力もあるが、限度を超えているかなと思った。

音楽は、全体を通して、意外にも洋風なテイスト。
だから余計、ビートが耳についてうるさいのかも知れない。
洋楽をベースに、和風な楽器やリズムを入れることで、劇場に相応しいサウンドにしている。
もうちょっとビートを抑えてストリングスを効かせた方が、上品になっていいのではないかと思った。

SHOCKと同じく社長さんが監修しているのであれば、おそらくインストゥルメンタルなサウンドの創り手も、似たようなスタッフがやっているのだろう。
BGMの多くは、SHOCKのジャパネスクのサウンドに、かなり酷似していた。
物語の展開と相まって、盛り上げどころをよく心得ているようだった。

特に期待も想像もしていなかったけれど、意外と現代的な音楽で展開することに驚いたというのが正直な感想。
舞台もドラマも映画も、つい聴いてしまうのが、私の悪い癖。


新曲2曲は、初披露だったのだろうか。

まず『無限の羽』を、歌う。
1幕でそれまで何話か、日本のお話を演じていたのに、急にスーツを着て登場する滝さまとJr.さんたち。
えっ?急に洋風になるの?と思ったら、そういうことだった。

どういう曲だったか、あまり印象はないのだけれど・・・。
Jr.さんたちが、素敵に踊っていたのだけは、憶えている。
藤ヶ谷・北山・戸塚・河合の4名が、レコーディングに参加しているこの曲。
この4名が、滝さまを囲むように立って、歌いながら踊っている。
They武道も後ろの方でスーツを着て踊っているので、私はそちらに注目!!!

っていうか、翔太、初日に怪我して今日は欠場だって?
翔太のスーツ姿、超カッコイイのに~!!!早く元気になって、戻っておいで~!

次に『シャ・ラ・ラ』(タンバリンは付きません・・・笑)。
タッキーのCMは見たことあるのだけれど、CMソングまでは耳に残らなかったな。
アップテンポでジャズテイストな曲だったような気がする。
この曲には、何故か山亮と江田ちゃんだけしか付きません。

CDの発売は、演舞城が終わった後ですよね。何でだろう??


滝さまが、幕が上がってフライングされて、その後、着物で登場される。
これほど和装が似合うジャニタレはいないよなぁ、と思わずうなってしまった。

光一さんが王子なら、滝さまはまさに“殿”。
その劇中の呼び名に相応しい、品格と威厳を備えていらっしゃると思う。

滝沢くんの素敵なところは、多分・・・“ギャップ”。
時代劇での威厳のある滝さまと、Jr.と同じ目線になって絡むエクボ全開な笑顔のタッキー。
表と裏がある訳ではないのだけれど、両極端の二面性を同じ次元に併せ持つ才能。
ファンは、このギャップにヤラレるのだろうかと、思ったりする。


可愛かった。。。2幕で、影絵で遊ぶタッキーとたいちゃんとトッツー。
3年目から影絵はやっていたらしいけど、昨年よりもパワーアップしているそう。
スクリーンに向かって、3人が手の平で形を作って、影絵をするのだけれど。
あの時、影絵を見ているよりも、寝っ転がって指をこちょこちょやっている大の男3人がカワイイのだよ♪

全編を通して、アドリブの少ない劇だったので、なかなか良いなと思っていたけれど。
どうも二幕の初めあたりは、多少のアドリブをやっているのかも知れないとも思った。
それは、演じている者たちが、素で笑ってしまっているからだ。
滝さまが、トッツーの熱演ぶりにププッと吹き出して笑ってしまうところは可愛かったけど。
アドリブをアドリブと気付かれないように、真剣に演じることが本当の舞台のプロだと私は思う。
別に、まだまだ若いJr.さんたちに、それは望んでいませんが。
タッキーも笑うと可愛いので、ついこっちまで幸せな気分になるから、いいんだけどさ。


Jr.さんたちは、演技の上手い人、まだ慣れない人、いろいろでしたけど。
北山くんの迫力のある低音の悪役ぶりには、結構感心しましたね。

私は、声の出し方やセリフの言い回しにとっても敏感で。
別に大根じゃないけど、舞台向きじゃないなって人が多いのをつい感じてしまう。
その中で、彼だけは、これはスゴイなと、唸ってしまった。なかなか大物です。

たいちゃんの弁慶ぶりは、可愛かった。
江田ちゃんの逃げ惑う安珍ぶりも可愛かった。

郁人が演じる役が、義経だと知りつつ関所を通すところは、感動だった。
『義経どの、良い家来を持たれた』と言って。義経と知ってて、『ご無事で』って通すところ。
鎌倉どのと自分の関係の希薄さを、深い絆を持つ義経と弁慶から感じ取り、羨ましく思ったのか。
あれは・・・郁人の最大の見せ場じゃないかな。

ラストは確かに泣けるけど、号泣だったけど、それで何が言いたいんだろうとも思う。
いや、史実だから、誰でも知っている有名な逸話だから、それで良いのでしょうけど。

教訓めいたこれ見よがしなストーリーよりは、ストレートでいいのかも知れない。
ひとそれぞれ、でしょうね。。。


今の若い人たちは、こういう和の舞台に触れる機会って少ないだろうから、そういう意味で、忘れてはならない、語り継ぎたい日本の伝統芸能や史実を伝えていく、素晴らしい役目を担っているのではないかとも思う。

ということで・・・滝沢演舞城、万歳!!!!!

翔太、初めての演舞城でしょうが。早く元気にな~れ!待ってるよー!!!!!