MOUSE PEACE☆上田竜也ソロコンレポ

青海のJohnnys Theater。。。
何よりも、そこへ行くということに興奮を覚えていた。。。


初めに、お断りをしておきます。
これは、上田竜也の音楽が好きな者の、個人的なライブの感想です。
彼の所属するグループに興味もないし、彼自身のこともほとんど知りません。
ファンだったら当然知っていることを、知らなかったりもすると思います。
知らないやつに語って欲しくないという方は、この先はスルーして下さい。
そして、今はテンションが低いので、敬称略で綴ることをご了承頂きたく思います。
でも、私がこういう文体で書くときは、書く意欲をそそられている時だという事だけは言っておきます。


では、興味がある方だけどうぞ。。。

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楽しみにしていた上田竜也のソロライブ。。。
彼の才能豊かな音楽を聴きたいと思い、そこに足を運ぶことは勿論なのだが。
今はむしろ、森田剛がそのステージに立つ、そのライブ会場へ行くということに興奮を覚えていた。

ゆりかもめの車両の揺れと、近づいて来る海の見える風景が、否応なしに気分を高揚させる。

初めて降り立つ青海という駅、列車から既に見えるところに、その劇場は建っていた。
2004年のSUMMARY未経験の私は、このサーカステントのような仮設会場に足を踏み入れるのは、その時が初めてだった。

外のグッズ売り場には長い列が出来ていたので、諦めて入場することに。
会場内にもグッズ売り場があり、そちらの方はあまり待たずに購入が出来た。
グッズの扇子を公演中に使うことを噂に聞いていたので、その扇子とパンフレット、エコバッグを購入。
扇子はチケット1枚につき1本しか購入出来ないようになっていて、購入の際にチケットの裏面に購入済み証明のハンコが押される。
何と!ネズミの絵の可愛いハンコだった。

パンフレットを購入したのは、歌う曲の歌詞が載っているから。
でも、歌詞だけではなく、どのような曲かとか、いつ作っていつ歌ったとか、そのようなコメントも記されていた。
セットリストは、パンフレットに歌詞が書かれている順番だということを聞いていた。
なので、公演前にパンフレットを開いて、ざっと曲順の予習とコメントだけを読んだ。
写真集に終始する最近のツアーパンフだが、本来ライブのパンフはこうであるべきなのではないだろうか。

Love in snow。。。カキゴオリ。。。何だかとても懐かしい。。。

劇場は円形で、私たちはやや下手に入った。
会場は狭いと聞いていたが、ステラボールのサマリーよりは遥かに大きい気がした。
代々木で言うと、ステージ脇の1階のJ、Kブロックあたりに入っているような感覚だった。
最後列でも1階席的な感覚なのは、今やドームコンを常とする彼のファンにとっては、たまらないことだろう。
頭上を取り巻く360度の電飾は、ネズミの国のアトラクションを彷彿とさせた。
そして、オープニングのまだ主役が登場する前のこと、メインステージのリフターが階段状に上下した。
その一瞬で、NEWSが公演した最後のSUMMARYの記憶を甦らせるとは、自分でも思ってもみなかった。
記憶は失う訳じゃない、ただ心の奥底に眠っているだけなのだと言うことを痛感する。

テレビのWSでは、瓦割りやロープパフォーマンス等の歌以外のモノばかり注目して報道していた。
歌が聴きたい私は、そんなことはどうでも良くて、もっとライブらしくあって欲しいと思っていた。
でも、実際に始まってみると、オープニングから様々なジャンルの曲を、5曲続けて歌ってくれた。
心配することは何もなく、目の前の彼は、私がツッコミを入れる隙を与えないほどにボイトレをして臨んだ、自信に満ち溢れた歌声を聴かせてくれた。
多少のビブラートも利かせられるようになり、何よりも私は、彼の澄んだ声色が好きなのだと思った。

彼は3回、衣装をチェンジする。
友人がかつて、上田竜也っぽい衣装だとJr.の衣装の感想を書いていたことがあったが、まさにそれだった。
少し長めの中性的なフェミニンなジャケットを羽織り、ずっと素足でステージに立っていた。
彼が“妖精”と呼ばれる所以が、何となく分かる気がした。

彼が手にするマイクには、ネズミのカップルのマスコットがぶらさがっていた。
彼が自ら考案しデザインした、何が当たるか分からない「お楽しみマスコット」に入っている、当たりのネズミだ。
残念ながらこの日、私が会場に着いた時には、マスコットの当日分は完売だった。
結構楽しみにしていたのに、残念だった。

かつて私が経験した彼のグループコンのMCでは、彼はほとんど喋らなかった。
それが、ソロコンとなると流暢に話しているのが、何とも不思議だった。
「お前ら・・・」と客に対して言うのを聞くと、彼が所属するグループのメンバーであることを思い出す。
私が応援するグループメンバーは、客をお前呼びはしない。
男と女としての距離感が、違うのだろうなと思う。
良い悪いじゃなくてね。

ラストの曲中で、音響トラブルがあったらしく、その曲を歌い終わった後にも謝っていたし、アンコールではステージ中央でいきなり土下座をして「本当に申し訳ない」と陳謝していた。
言われなければ分からない程のトラブルだっただろうに、彼の客に対する気持ちに胸が熱くなった。
『もぅ、お詫びに、ピアノ弾いちゃう!』
そう言ってキーボードの所へ行くと、「Love in Snow」を弾きだした。
彼はギターだけじゃなく、ピアノも弾けるんだぁ、と思った。
いや、もしかしたら、彼の音楽性を考えると、ピアノ畑の人なのかも知れない。
きっとあの公演だけの、特別なパフォーマンスだったのだろう。
グループコンで、彼のピアノの弾き語りを聞いたことはない。
いつか、弾きながら歌える余裕が出来たなら、ぜひ聞かせて欲しいと思った。

パンフには、各曲の作詞、作曲、編曲者の名前が記載されている。
作詞は全て彼がやっているが、作曲は違う人の曲もあった。
それでも、彼のグループのカラーとは違う、独自の世界観、音楽性がそこには存在する。

さて・・・大まかな感想はそれぐらいにして。
セットリストに沿って、感想等を書こうと思う。


MOUSE PEACE
TATSUYA UEDA LIVE 2008 in Johnnys Theater

・SPARKING
デビューコンで歌った曲だと言う。
彼らのデビューコンの横アリ公演に行ったのが、私が彼らの歌声を聴いた最後だった。
この曲は、バンドを従えて歌うに相応しい、ロックテイストであり、メロディラインも美しい。
何だか、懐かしくなった。。。今後も行くことはないだろうけど。
頭上の360度の電飾とスクリーンには、青いハジケるような、まさにスパークしているような映像が流れる。
コンサート会場と違い、頭上の光は否応なしに視界に入り、まるで水族館にでもいるような感覚に陥る。
この空間に居るということは、見ているのではない、参加しているのだと、そんな風にも思えた。

・LOST
昨年のグループコンで歌った曲だと言う。
前曲よりも、ハードなロックで、彼はエアギターを時々やる。
彼は、ギターを弾けるのに、今回のソロライブでは何故か1曲も弾かなかった。
バンドにギタリストが2名いると言うことも、あるのかも知れないが。
何だか歌いながらノってきて、体が弾きたそうにしているようにも思えた。

・腹ペコマン
歌詞を書いている時に、お腹が減ったので、好きな食べ物を羅列して作った曲と言う。
ハードなロックな曲から一転して、軽快で可愛いポップソングを展開する。
女性シンガーが初めに4名、その後更に4名出てきて、ステージ前方で彼を取り巻いて踊る。
途中で“キューピー3分クッキング”もどきなフレーズが流れ、可愛らしい振り付けで踊る。
このモチーフは、有名なクラシック曲の一部だと言うことをご存知だろうか。
それでも日本国民のほとんどが、あのフレーズを聞くと、3分クッキングを思い起こすだろう(笑)
あのダンスは、きっとファン的にはツボだろうね。
360度の頭上の電飾には、食べ物の絵がずっと流れている。
パンフレットの歌詞の文字や顔文字、イラストが可愛い♪

・Love in snow
「季節はちょっと早いですが・・・」そう言って歌いだす、冬のバラード。。。
ステージ半ばの、小さなリフターの上で歌う。
初めて自分で作った曲とのことで、作詞作曲とも彼がやっている。
かつてのコンサートで聴いた曲なので、とても懐かしく、美しいメロディに酔いしれる。
彼の持っているメロディラインの波長は、私の持つ波長にとても似ている。
だから、彼の作り出すメロディがとても心地良くて、着席での鑑賞も相まって、時々眠気を誘われる。
退屈な眠気でなく、これは多分にα波が出まくっているのだろうと思う。
頭上から降る雪の中で歌う姿が、幻想的だった。
彼は、歌詞を日本語だけで書くことにこだわったと言う。
そういうところ、乙三の大竹さんみたいで、好き。

・カキゴオリ
まさか、この曲まで5曲を一気に、歌ってくれるとは思わなかった。
前曲と同じようなテイストのバラードで、何と言ってもタイトルが斬新だ。
この曲だけは、メロディだけでなく、彼がスポットライトを浴びながら歌う映像が脳裏に甦る。
そして、彼の書く詞を、スクリーンで目で追っていた自分のことを思い出す。
私が、彼を自分の許容範囲に受け入れた瞬間だった。
かつて、彼が金髪だった頃、私はそのグループ内で彼を一番苦手としていた。
それが、彼の作った曲が私の心の波長と合うことで受け入れるようになり、今はグループ内で彼だけが私の心を捕らえる存在になった。
ひとは、様々なカタチで自己を表現する。
グループのカラーの中で、自分を出し切れないこともある。
自己を抑えることを、同調することを、余儀なくされることもあるだろう。
そういう点で、ソロパフォーマンスと言うのは、自分に正直でいることが出来る、そんな時間だろうと思う。

彼が作詞作曲の両方をしている曲は、今回歌う中で4曲ある。
そのどれもが、同じ人がアレンジを担当していて、そして、美しいメロディーラインのバラード系だ。
1年程前からソロライブの話はあったと聞いたが、直前にグループのツアーがなく、もっと時間に余裕がある時期だったら、彼らしい曲をもっとたくさんセットリストに入れられたのではないだろうか。
本当はもっともっと、彼の作るメロディーが聴きたいと、そう思った。
でも、難しいのは知っている。
メロディーは、作ろうと思って、はいどうぞ!的に作れるものじゃない。
1年に1曲のペースでもいいから、彼の心の歌を聴きたいと思った。

・Time
女性ダンサーのオルゴール人形のように踊る時間が、多分お着替えタイム。
出てきたのは、名前は聞き取れなかったけど、“昔の上田君”を表現しているらしい。
今後はこの路線でいく、って思わないで欲しいそうです(笑)
うん、それは私も望んではいないかな。
この曲に入る前に、数フレーズ、グループの歌を歌った気がする。
何の曲かは分からないけど、一応、昔の曲とシングル曲位は知っているから。
そしてこの曲は、わりとロックな曲だったと思う。
フライングもしてました。

彼の書く歌詞は、意味のない単語の羅列もなく、どちらかと言うと、音のリズムよりは意味重視のような気がする。
最近買うCDの歌詞カードを見る度に、どうしてこう意味不明なんだろうとか、英語を格好付けに多用するのだろうとか、ウンザリすることもあるけど、彼の書く言葉は、わりと漢字が多い。
そして、彼が作るときに思い描く情景がまるで見えてくるような、そんな言葉なのだろうと思う。
普段、CDを買ってもあまり歌詞にはツッコミを入れないのだけれど、こうやって歌詞がパンフに掲載されていると、より深く彼の世界を味わえる。
それを、理解するかは別として、いや、多分、理解する必要はなく、ただ感じればそれでいいんだろうな。

・遥か未来へ
夢に向かっている人への、応援ソングとか。
初めて聴く曲なので、あまり印象はないけど、アップテンポの曲だったかな。
頭上の電飾が美しく、照明にこだわったと言う彼の言葉も頷ける。

~MC~
バンドの間奏で繋いでいる間に、お着替え。
白いTシャツと、右足だけ七分ズボンになっているパンツ姿。
あぁ、ここにも、短めのパンツが似合う人がいましたか。
普段彼の声を聞くことがないので、喋っている姿が不思議だった。

お客さんからパンフレットを借りて、何をするかと思えば、“えい!えい!”と、なにやら落書き?
と思いきや、ネズミさんのハンコを押したそうな。
MCと言っても、主にバンドメンバーの紹介。
彼が愛称で呼んで紹介するところからも、彼らとのいい関係がうかがえる。

・育ち島
ギタリストの一人に、バンドメンバーに決まってから3ヶ月特訓させたと言う、沖縄の楽器「サンシン」。
その音色を聞くだけで、気分は沖縄~☆になるのが不思議だ。
彼は、沖縄に住んでいたことがあるのだと言う。
スクリーンには、沖縄の風景が次々と流れていた。
この曲は、彼が作曲もしているのだけれど、ちゃんと琉球旋律を取り入れている、素敵な曲だ。
一風変わった衣装で、素足でメインステリフターに腰掛けて、ゆる~く歌う。
何かこれ・・・癒されるわぁ。癒され過ぎて、また眠気が。。。

~グッズのCM(お楽しみマスコット編)~
ホラー仕立ての映像で、これから一体何が起こるのかと思いきや・・・グッズのCM。
後から、扇子とティッシュのバージョンもあるけど、初めのこれは、お楽しみマスコット編。
一人だから、こういう映像を使って、お着替えタイムを作るんだよね。

・Dictator
この曲だけは、バンドなし。
唯一、カツンテイストを出しているナンバーだと思った。
衣装も黒っぽく、ガンガン踊っている。
ド派手なSMの世界を表現しているらしく、何かを振り回しているよね。
どうなんでしょう、ファン的には、こういうものがツボでしょうか。

~グッズのCM(扇子編、ティッチュ・ボックス編)~
またまた、ホラー映画仕立ての映像。
二つとも似ているけれど、結末が違う。
ジェイソン並に斧を片手に女学生に襲いかかる殺人鬼が、追いかけるの疲れて扇子で扇ぐバージョンと、転んで鼻血を出してティッシュで拭くバージョン。
結構、笑いのセンスがあるかもだけど、これも彼の演出でしょうか。

~シャドー・ボクシング~フライング~ロープパフォーマンス~瓦割り~
メインステ前方のBOXから、前面の壁を拳で破って、上半身裸で登場。
シャドーボクシングから、フライング、ロープを腕の力だけで登り、巧みにロープを体に絡ませて落ちていく。
ちゃんと結んで止まるように絡ませているから危険はないけど、ハラハラするね。
瓦割りは、一発で割れました。パチパチ☆

・teen's
この曲で再び着替えてきた時は、七分丈のズボンに長めのジャケット。
本当に、今回の衣装は彼らしい。
例えばグループでデザイン違いの衣装を着るときは、彼はこういう系なんでしょうか。
この曲はアップテンポのナンバー。
ハード系よりは、ポップな感じだったと思う。
学生時代を振り返っての曲だと言う。
下手に愛を歌わなくても、これだけ心に語りかける言葉を紡ぎ出せるって、ある意味スゴイ。

・ヤンキー片想い中
前曲の更に前に、スクリーンにネズミが出てきて、扇子の振り方を伝授。
2・3・7拍子だったかな、それで振ってくれと言って、練習させる。
1曲その間に曲があるけど、使うのはこれ。
恋愛下手なヤンキーのお話。
男の子も女の子も、ネズミの絵なのが可愛い。しかも、ヤンキー風。。。
曲は、腹ペコマンと似たテンションのアゲアゲ曲。
彼の歌詞は、時々、突拍子もないほど面白い。

・愛の華
今年のツアーのソロでも歌ったのかな。
私は、ドンエバのCDで、初めて聴いた。
あのCD、彼のソロが入っているバージョンを、彼の自作曲目当てに買った。
タイトルからも、彼独特のバラードだと踏んで、買ってみた。
今までの彼の自作のどの曲よりも、私はこの曲が好きだと思った。
コメントにも、メロディー構成にこだわったようなことが記されている。
この曲は、曲の構成、メロディーライン、コード進行等全てにおいて、お手本のような芸術作品だ。
会場の天井が、満点の星空になり、幻想的だった。
“桜”の花が散る、そういう歌詞もあり、演出的に桜吹雪を散らしていた。
その紙吹雪が落ちて来るので、それを取るのに夢中になっていて、実際どんなトラブルだったのか分からなかったけど、どうやらこの曲のときに、トラブルがあったようで、謝っていたんだよね。
私には良く分からなかったけど、相当動揺しているようだったから、大変だったのかも。
でも、ファンの人がたくさん、頑張って!と声をかけてくれて、元気をもらっているようだった。

~アンコール~
・Love in snow(ピアノソロ)
トラブルのお詫びにと、キーボードで自作曲を弾いてくれた。
バンドのキーボードの人とドラムかな、即興で伴奏してくれていた。
お詫びにって言っていたから、毎回演奏するのではないと思うけど。
歌っても、ピアノソロでも、良い曲です。。。

・ヤンキー片想い中
曲の前だったか、後だったか忘れたけど、メンバー紹介あり。
ダンサーの女の子8人と、バンドメンバーを紹介。
「最後は、ボーカル~上田竜也~」と自己紹介もしていた。
つまりは、自分のソロライブのバックバンドではなく、“MOUSE PEACE”というバンドを結成し、そのヴォーカルを自分が担当しているのだと言うこと。
そんな何気ない配慮が、かれの柔らかな雰囲気を出しているんだろうな。

~ダブルアンコール~
・腹ペコマン
毎公演、ダブルまでやっているのかは知らない。
挨拶だけで帰ろうとしたら、客が“えーーーー!”と不満気。
“どうしたいの?”と彼が尋ねると、「もう1回」の声が彼の耳に届く。
そして、バンドメンバーを呼んでくれて、もう1曲歌ってくれることに。
1時間半位だろうと公演時間を踏んでいたのに、1時間50分もやってくれた。
ソロでこれだけの時間は、贅沢でしょう。。。



と言うことで、竜ちゃんらしい、可愛らしいライブだった。
踊りにしても、仕草にしても、本当に可愛らしい人だなぁって思う。
グループコンには今後も行かないけれど、またソロライブがあれば、ぜひ足を運びたい。
それまでにもっと、彼の自作曲を書き揃えてもらえたらと思う。



今度はここに、初のソロパフォーマンスを引っさげた男がやってくる。
あぁ、私はあなたに会いに行けるのだろうか、不安でたまらない。。。