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zoom RSS 『君が人生の時』☆観劇&シアタートーク(6/16)・後編

<<   作成日時 : 2017/06/17 00:46   >>

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アンチウェルメイドを感じて。。。

V6・坂本昌行さんの舞台『君が人生の時』。
久しぶりにシリアスなストレートプレイに挑戦する坂本さん。

そこに坂本さんはいなかったけれど、
出演者3名、演出家が登壇するシアタートークを拝聴した。

そのうちHPにレポでも出るとは思うけれど、ちょっとだけお届け。
勿論内容に触れるので、ネタバレNGの方はスルーしてください。

<新国立シアタートーク>
6月16日(金)公演終了後。
出演者:丸山智己、橋本淳、かみむら周平、宮田慶子演出家
司会:中井美穂

新国立劇場のシアタートークは、特に当日の公演チケットを持っていなくても、他の日の同公演チケットでも入場出来て、座席も自由。勿体ないことに、終演したら帰る方が多いので、ちゃっちゃと前の方に座席移動。でも、実は、6列目までは段差がないので、前の座席よりも高くなる7列目以降の方が見やすいのだ。準備時間は20分程。先に、司会の中井美穂さんと演出家の宮田慶子さんが出て来てお話をして、後から3名の出演者が登場する形だった。

<演出家、宮田慶子さんのお話>

JAPAN MEETS…−現代劇の系譜をひもとくー

ジャパンミーツシリーズと言う、世界の名作演劇で、日本の現代演劇に影響を与えた作品を上演するシリーズ。日本には、歌舞伎等独特の芝居しかなかったところ、明治以降西洋から近代演劇が入ってきた。戦後GHQも積極的に米国の演劇を紹介したとか。そうした作品の翻訳劇を、新たに現代の人が理解しやすいように翻訳をし直してもらっている作品シリーズの11番目、あと一つでシリーズは終了とのこと。

この作品『君が人生の時』は、1939年が初演。
第二次世界大戦の終戦が1945年だから、正に戦時中の作品。

大きな事件もない登場人物達の普通の日常を描く背景には、第二次世界大戦が始まっている、ヨーロッパ各国や日本は既に戦争をしているが、米国はやや遅れての参戦で、“アメリカはどうするのか?”という時代背景があると言う。

これからは、いや現代で既に他の国もそうなりつつあるところだが、当時の米国の多国籍、多民族国家という背景があり、それを様々な人種・階級・職業の人物を登場させることで描いていると言う。酒場の店主ニックはイタリア系(イタリア語を喋る母親が登場するのだが、「あなたの好きなモッツアレラを作って待っているから、早く帰って来ないと全部食べちゃうわよ」、と言うことをイタリア語で言っているらしい)、ピアノを弾く黒人、何かと言うと“根拠ない!”と叫ぶアラブ系の男、娼婦はポーランド系、ジョーはアイルランド系、考えてみると全員国が違う。自由を求めてこの国に集まっているという。


<丸山智己さん、橋本淳さん、かみむら周平さん登場>

「君が人生の時」、この演劇の脚本は、台詞よりも、ト書きが凄いと言う。その人の人物描写の為のト書きの量がハンパなく、時には、舞台に登場して6歩歩くうちに表現をするべき人物像が延々と書き込まれているとのこと。

酒場の店主ニックを演じる丸山智己さんも、台本が難しく、何が面白いのか探りながら作品に関わっていったとか。
橋本さん演じるトムの人物設定は、ハンサムで少しバカで、トークの中で橋本さんが“バカ”の言葉をかなり気にしていたのがとても可愛かったです。

かみむらさんは、劇中でピアノを弾くのですが、実は音楽家なのだそう。今まで多くの舞台の音楽を担当してこられたとか。30年ぶりの上演と言うことで、ピアノを弾ける人、タップを踊れる人がいないと成り立たなかった舞台、本来は裏方さんのかみむらさんを、演出家の宮田さんが出演オファーしたそう。そして、何と、これが初舞台!彼は今回の舞台の全体の音楽監督もされています。お腹を空かせて仕事を求めて酒場を訪れるという設定の為、お腹を空かせる役作りに7Kg減量して、1939年に生きる黒人のピアニストを演じたそう。

本日まで4公演本番で演じて、かみむらさんは演出家の宮田さんに“演技が上手くなってきた”とダメ出しをされたそう。褒められたと思ったのが実は逆で、演技初体験ならではのピュアな演技・無防備な演技が良くて、演技慣れしている他の俳優さんたちにとてもウケていたところ、上手くなってきているという、面白いダメだし。でも、何か分かるような気もします。かみむらさんはピアニストの役で、基本的なモチーフはあるようですが、毎日ほぼ演奏は即興だそうです。音楽監督として全体を考える時よりも、役者として舞台で弾いている方が楽だと言います。分かるような、分からないような。芸術家のお仕事は大変です。劇中の曲では、オルゴールの曲はかみむらさんの作曲。劇中でアドリブ演奏もするよう。

酒場の店主ニックは、タップダンサーやピアニストなど、日常的にオーディションをやっていて、エンターテインメントを見抜く力があると言います。ニックは、人々の未来の才能を探す役どころらしい。それに対して、主人公のジョーは人々の夢を探す役どころ、ニックとジョーはとても良いコンビだと言います。

ジョーに付きまとっている、使いっ走りのトムは、経済的にも心情的にもジョーがいなくては生きていられない人だけれど、そのトムがキティに恋をして、大切な人を守ろうと変わっていく。でも、ジョーの経済力に支えられた愛ってどうなの?と、見ていて思うけど…(笑)

途中、キティの住むホテルの部屋の場面があるのだけれど、舞台セットは酒場のまま、ベットが置かれている。そのあたりは、観客の想像力を信じて、敢えてリアリズムを与えない設定らしい。うん、確かに、もうそこはホテルの一室だったよ。

その他、色々な話が出たなぁ。

例えば、ニックの娘が酒場に遊びに来ることがある。「アナ、お前に生き写しだよ」ニックが首にかけているペンダントを見ながら言う。ペンダントはロケットだったりするのかなと思いながら観ていた。その台詞で、奥さんは亡き人なのだと分かるのだが、実は娘と奥さんの名前が同じらしく、その事で娘を産んで直ぐに亡くなったのではないかということだった。

キティは本当はトムではなくジョーが好きなのでは?という皆が感じる疑問点についても言及。勿論、そうだともそうでないとも答えはないけれど、演じる側にはそれなりの解釈があるみたいでした。“好きな男と傍にいてくれる男は違う”のだと。

<観客からの質問1>
Q:パンフレットに、劇中のキャラクター説明がないのは何故?
A:台本にはあるけれど、観て感じてもらった方がいいと思ったから。
  本当はあらすじすら書きたくないそうです。

<観客からの質問2>
Q:キャスティングについて
A:ジョーは思慮深くて、色気があってエレガントで、引いた目で世の中を見ているが、ふつふつと熱いモノをもっている役、誰かいないかと思った時、そうだ、坂本さんがいい!と思ったそう。
野々すみ花さんは、可愛いけれど気が強い役。トムがタジタジになるくらい気が強い。ヒロインは気が強いのが可愛いのだそう。ニックは懐が深くて温かい、トムは人が好くてちょっとバカだけど本当は優しい、その他先輩方のキャスティングも豪華で、こうだったらという夢が叶ったキャスティングだそう。それが、皆バラバラで、まるで動物園状態とか。これだけの人がいるから、毎日同じ公演には成り得ません!

最後に一言ずつ話をしてくれたけど、纏まらないのでこのへんで。
一時間もあったから、結構端折って書いてます。

ジョーがキティに語りかける・・・“君の夢はなに?”
実はきっと冒頭のこの会話が、すごく大切なんだろうなと思う。

何故なら、この舞台のテーマは、「夢」だから。
時に意識が薄れる時間があっても、芸術は奥が深いな。

ファン的に、坂本さんの魅力を存分に引き出しているとは言えない舞台。
でも、主役然とした音楽劇とは違う舞台は、きっといい経験になると思う。

次はもう少し、何か違うことを感じることが出来るかな。

お・し・ま・い。。。

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